【第177回】江戸ソバリエそば打ち会
- edosobauchikai
- 2023年4月1日
- 読了時間: 2分
日 時 2023.3.18 9:30~15:00
会 場 遊蕎庵
天 気 雨
参加者 宇部さん、田畑さん、長山さん、福田さん、村田さん、谷津さん、小池。
内 容
桜の花が満開に近くなって、一番のお花見時期だというのに、あいにくの雨ですが、
こちらは、『桜切り』でお花見をしようと、『桜切り』を中心に変わり蕎麦に挑戦いたしました。
変わりそばとは、江戸時代に庶民が食べていた普通のそばではなく、さらしな粉にいろいろなものを練り込んでそばにした、いわば趣味食としてもてはやされたそばで、大名などが好んで食べていたことから、別名『大名そば』とも言われております。
さらしな粉は、ほとんどがデンプンのため、通常は熱湯を使用して練り上げます。また、変わりそばの打ち方は、以前、故藤村和夫先生の著書『さらしなの暖簾に伝わる変わり蕎麦』を作る際に、お手伝いさせていただき、じっくりと、伝統ある変わりそばの打ち方を教えて頂きましたが、今回もその打ち方で行いました。
田畑さん、福田さん、谷津さんは、桜切り。桜切りは、ほのかな桜色は食紅を使って出します。ほんの少しの量ですので、微妙な差で、『ソメイヨシノ』になったり、『八重桜』になったりいたします。どんな桜がお好きかな?
長山さんは、『芥子切り』に挑戦。芥子をちょっと炒って香ばしさを出し、しっかりと練り上げた後に、ぱらぱらと麺体に振りかけ、均等に散らばり、芥子の実が潰れて油が出ないようにそっと練ります。
宇部さん、村田さんはリクエストがあるため、いつもの二八そばを打ちました。
というわけで、今回は3種類のそばが出来上がりました。すてきじゃないですか。
打ちあがったあと、そば前の後に3種類のそばを食べ比べ、その味や口当たりの違いを楽しみました。
そうそう、今回、用事があって出席できなかった市川さんが、変わり蕎麦を打ちたいとのことで、後日、遊蕎庵で『茶そば』に挑戦。なかなかのそばを打っていました。
次は、4月15日(土)開催予定ですが、いつもの東部フレンドホール料理講習室が改修工事のため、4月~6月まで使用できませんので、その間の会場は遊蕎庵となります。
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