【第182回】江戸ソバリエそば打ち会
- edosobauchikai
- 2023年8月30日
- 読了時間: 3分
日 時 2023.8.19 9:00~15:00
会 場 東部フレンドホール料理講習室
天 気 晴れ
参加者 市川さん、宇部さん、島田さん、須藤さん、田畑さん、長山さん、福田さん、谷津さん、小池。
内 容
一昨日の朝、江戸川の土手を散歩しておりましたら、なんと、川べりに赤とんぼが飛んでいるのを見ました。それも、10数匹が遊んでいるように、追いかけっこをしておりました。10日前程に、赤とんぼを確認してはいたのですが、その時は1匹でした。まだまだ暑い日が続いておりますが、季節は確実に秋に向かっていることを教えてくれているようです。もう少しの辛抱ということですかね。
今日は、久しぶりに東部フレンドホールでの開催です。そして、讃岐うどんを打ちました。
讃岐うどん打ちは、例年、年に一度ほどこの時期に行います。そして、秋の新蕎麦を待つぞ、という、そんな意味合いも込めて、そば打ちとの違いや、讃岐うどん独特の食感や味を楽しんでおります。
今日は、うどんを打つのは初めてという方は、市川さん、須藤さん、谷津さんのお三方。楽しみにしていたとのことで、早速、始めようとしたところ、大ベテランの方が、いきなり、
「いっけねぇ! 塩水忘れたぁ!」
ときましたら、「俺も忘れた!」と、計3名の方々。
「そんなことだと思って、塩もってきましたよ。讃岐の塩」
なんて言いながら、密封容器に入れて持ってきた、讃岐うどん用の塩が出てきました。
今日は暑いので、15%の食塩水で打つことにしました。塩水を作りながら、うどんを打つときの塩加減について、昔からある「土3寒6常5杯」という格言について説明いたしました。初めて聞いたという人もおられましたが、まずはその意味は理解していただきました。
麺体を1時間ほど寝かせておきますが、その時間に、ソバリエの話をしたり、同じ小麦粉で作るのに、そうめん・ひやむぎ・うどんとあるが、どう違うのかなどを楽しく話し合いました。
再開してからの、そば打ちと大きく違うところは、延ばしの部分。しっかりとグルテンが出来ているので、そばのように簡単に延びてくれません。特に、加水量が少なめの麺体は、まるでゴムを扱っているように、延ばしても戻ってしまう。エアコンの効いている室内なのに、汗びっしょりかいてうどんと格闘し、やっとのびてくれたぁ。やったぜ、ちくしょう!
切るためにたたむのは、ジャバラ折り。これも通常のそば打ちのたたみ方とは違う。そばでは、「富倉そば」などがこのたたみ方。
そんなこんなで、全員かんせーい!
じっくりと戦ったせいか、今日の美食の宴は、なんとなくほっとした感が漂っており、一段落したところで、うどんを茹でて食べましたが、宇部さんが、ご自宅でうどんを打った時に使っているという、調味料を買ってきてくれました。使ってみると結構いけますね、と言う声が蔓延しておりました。これは使えますね。
そして、今日のうどんの太さですが、一番細目は市川さん。「私、細目が好きなの」とのこと。対して、一番太めが谷津さん。「カレーうどんで食べたいので、太くしたよ」とのことで、ちなみに、1人前140gほどで、市川さんのは15本、谷津さんのは5本。そして、茹でて食べ比べてみました。当たり前ですけど、市川さんのは、のどごしさわやかでおいしい! 谷津さんのは、しっかり腰があって噛み応えあり、これまたおいしい!
うどんもたまにはいいですねぇ。
次回は、9月16日。新蕎麦になってるかなぁ。微妙なところですねぇ。
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